2012年5月23日 (水)

私は東京タワー派で(笑)

 で、昨日は東京スカイツリーがオープン。

 おとといの金環日食に続いて、昨日は午前中にテレビをつけたら、地上波は端から端までその東京スカイツリーの話題。一通りザッピングしながらチェックしましたけど、何を報じているかといって特に変わったことをやってるわけではないんですけど…。どうなんですかねぇ、これって。地上波のテレビ局が複数ある意味が、これならあんまりないですよね。

 そう思うのは恐らく私の在所が東京だからなんでしょう。行くのも含めてまあいつでもいいや、いつでも行けるし、などと思うと、そこまで興味が高まりづらいという感じですね。観光地って、どこでもそういうことってあるじゃないですか、地元民は行ったことがない、みたいな。私の場合、あの界隈の下町風情も子供の頃から慣れてますから(スカイツリーがある墨田区の隣の台東区出身)、場所柄にもそこまで新鮮さは感じないでしょうし。むしろ、スカイツリーが出来て「ここがこんなことになっちゃってるの…??」みたいな驚きは、逆にあるかも知れませんけど、それはそれで見に行くのが怖いという気がします。

 余程変貌してしまっていないということを前提に、スカイツリーに行くなら電車やバスなんかで行かずに、周囲をてくてく歩いて見て回ることをお薦めします。東京になれていらっしゃらない方なら、きっと東京についての「新しい何か」を感じることが出来るはず。この点、東京タワーに行くよりは断然面白さがある場所だと、私は思っています。あくまでも、周囲が変貌していないという前提ですが。

 

 ここ一連コンディションも良くて、そういう必要は一切ない状況なのですが、それでもこうなってしまうのが私たちの仕事の難しさでして…スケジュールがまさかのまる空き(泣)。出来ることの可能性をかなり色々考えたのですが、結局そのまま休むことにしました。

 日曜日は日本ダービーですし、笹川賞は最終日優勝戦で、私の仕事の上でも勿論とても大事な一日になります。テレビの前の皆さんやレースをお楽しみの皆さんとは、またそのときにお目にかかりましょう。

2012年5月22日 (火)

今回は映像で観戦

 朝からテレビをつけて、ボートレース浜名湖で開幕した笹川賞の開会式、選手紹介イベントを見ておりました。

 先週、桐生の周年記念で実際にその姿、レースぶりを直接目にしてきた選手たちも多数参加しています。開会式での彼らの様子を見ると、やはり更にランクが上のSGレースとあって、桐生の時とはまた違った雰囲気を出しているなと感じました。それも含めて、いずれ劣らぬトップレーサー。このあとの1週間のレースに大いに期待を持たせてくれる開会式だったと思います。

 

 折しも民放では、スカイツリー開業一色。同じことばっかりでひとつも面白くないので、夕方に仕事に出かけるまでの時間はこのまま笹川賞を見て、舟券にも挑戦するつもりです。仕事の準備ということもありますし。残念ながら仕事で浜名湖には呼ばれませんでしたので、笹川賞の話をするのは今日の夜のJLC番組までですが、これまで見てきたこと、今日思い及んだことも番組の邪魔にならない範囲で話をしていければと思っています。

 

 ……こうして書いている間にスカイツリーで思い立ったので、それにちなんで「634」の3連単ボックス舟券を全レース買ってみます。もしも当たれば大きいのになりますかねぇ。結果は、夜の番組で発表します。

 

 (追記)

 ボートレースのインターネット投票、複数レース選択して同じ買い目を一括して買えるようになっていたんですね。そんな機能、普通に予想して舟券買う分には使う必要はないわけですが、今回は全レースの「634」ボックスをワンタッチで買えて便利でした。また何かの機会に、こういう「お遊び」やってみますか。

2012年5月21日 (月)

見ませんでした。

 何て言ったって今朝は、金環日食ですよ!やっぱり。

 昨日までの間にかなり話題になっているという感触はありましたが…今日になったら、かなりの人がそれを楽しんだようで、テレビはどこをつけてもその話。Facebookも金環日食の様子を報告する写真が山ほどアップされて、それだけでも十分楽しめる感じじゃああーりませんか!

 

 かくいう私はというと、その時間は布団の中でした(爆)。

 

 こちらに来ていた妻が名古屋に出勤するために5時半頃に起床。私もそのときに一瞬目覚めて起きて、どうやら天気予報よりも天候がいいことまでは確認していましたから、そのまま置きDS比手他の多くの皆さんと一緒にそれを見ても良かったんでしょう。しかし昨日までの間に、心の中の盛り上がりがそこまでに到達しませんでした。お子さんでもいらっしゃる方は、家族みんなで見て盛り上がるケースも多いんでしょうが、おっさん一人ではそこまでの気持ちの高まりはなく、そのまま確信犯的に寝坊しました。

 

 昨日、JLCからの帰り道で立ち寄った本屋さんでも、観測するためのグラスを売っていたみたいなんですよね。レジの横にわざわざ「売り切れ」って張り紙がしてありましたから。そこでブツがまだ残っていたら衝動的にそれを買い、そして買った以上は使わねばならぬとばかりに、今朝は早起きして太陽を見たかも知れません。まあそんな風に考えれば、私と金環日食とはそもそも縁というものがなかったということなのではないでしょうか(?)。

 …と、ここまで書いて思い出しましたが、東京に来ていたうちの妻が、教育機関に勤めている友人からもらったという観測グラスを持ってました。確か「それ頂戴」「いやいや私が使う」みたいな会話を交わした記憶があるのですが……良く考えたらうちの妻、その時間帯は新幹線の中にいるから見られないじゃん!!無理矢理貰っちまえばよかったよー。それとも、頑張って新幹線の中で見たんでしょうかねぇ。

 

 そんなふうに世の中の流れに完全に乗り遅れている私ではありますが、ボートレースの話題には乗り遅れることなく、これからJLCに出かけて番組出演させていただきます。でも番組の中では、一度はその話題になるんだろうなぁ、きっと(苦笑)。

2012年5月20日 (日)

今日も、いいもの見ました

 昼過ぎまでのグリーンチャンネル出演が終わったあとの、滞在時間1時間の東京競馬場でのG1レース観戦も、今週で3週間連続となりました。

 

 競馬場に着くともうパドックにはメインレースに出走する馬たちがいて、一通り馬を見るともうその馬たちはジョッキーを乗せてコースへと出て行きます。馬券は前日のうちに買ってあるのですが、そこからスタンドに観戦場所を探す間に、ついつい結果的に外れることになる買い足し馬券も買いながら、そしてお客さんの入り具合もチェックしながら、私もフラフラとコースの側へと移動していきます。

 お客さんの波とその歓声に包まれながらレースを見るのは、やはりいいですよ。レース見てる!って実感が、レースの始まる少し前からじわじわとこみ上げ、そしてレースの間はもう何が何だかわからない熱狂の渦の中。テレビの前でレースを見ているんでは、この感覚はやっぱり味わえませんから。

 て、レースが終わったあとに足早に検量室前に降りていくと、戦いを終えた馬たちがすぐに引き上げてきて、周囲の人々の悲喜こもごもの姿。日頃から取材をしている報道の皆さんが多すぎて、私なんぞがその中に入り込む余地は一切ないのですが、それでもまれに話の輪の中に加わることが出来れば、さすがに大レースを終えたばかりのトッププレイヤーたちだけに、様々な感情を織り交ぜて含蓄のある話を聞かせてくれます。

 もっとも、そんな風にしていられる時間は、レースが終わった後20分ぐらいのもの。リミットがきたら駅へと走り、そのまま次の仕事へと向かって行かなければなりません。

 そんな感じなので、滞在時間1時間…。

 

 それでも頑張ってレース場に来れば、今日のように素晴らしい馬の姿が見られます。様々な人々の表情を目にすることが出来ますし、貴重な言葉も耳に入ってきます。慌ただしいし、仕事の合間の行ったり来たりは結構大変なんですけど、そんな時間はいまの私には何物にも代えがたい時間と言えます。気がつけば、そんな日曜日もあと2週間。シーズン最後までしっかりやりきりたいものです。

 

 来週は、久しぶりに独特の熱狂のなか生で見る日本ダービー。いまからかなりワクワクしています。

2012年5月19日 (土)

制度が変われば、あちこちで変わる

 今日は一日だけ、ボートレース平和島でレース実況を担当させて頂きました。

 

 5月から新しいプロペラ制度が始まり、仕事の上で戸惑うことは実はピットでの取材だけではありません。場内放送によりお客さん方にお伝えする情報とその手順も、その新しいプロペラの情報を付加しつつレース場毎にそれぞれ変更となりました。実況アナウンサーは、そうした新しい放送の手順に対応して仕事をしなければなりません。

 レースの実況はともかく、競技情報に関する放送はとにかく間違わないこと「だけ」が仕事の価値の全てであり、そうした意味ではこのように手順が変わり、いつも以上に仕事に対する緊張感が増してきますし、今日もそれを一日味わいながら、何とかしっかりとこなすことが出来ました。

 何せその手順は、一日にレースの数だけ12回、全く同じことを繰り返しやってますから、これまでの手順が頭の中に染みついているという面があります。今日もともすると、以前のままスタート展示が始まったところで「チルト角度を…」とやってしまいそうになり、それを何度口から出る寸前で飲み込んだことか(苦笑)。確かに、その程度の間違いなら命を取られるわけではないのですが、そこを言い直すといかにも「間違えた」という感じで、みっともないことこの上ありませんしね。

 私の場合は、2週前に桐生で一日だけこの制度の中での放送を担当させて頂きました。ところが、桐生と平和島ではそもそも放送手順が異なり、当然それぞれに変更内容を頭に入れなきゃいけません。来月には大村にも行かせて頂く予定で、その大村の新しい放送手順についても一刻も早く慣れなきゃいかん。資料は手元に来ていますが、そこから先は実際に現地に行って、資料と付き合わせながら喋りつつ身につけるしかなさそうです。

 4月にこの制度が浜名湖で先行導入されたときにピットに取材に出かけ、その際に浜名湖で実況を担当されている山口アナにもお話を伺うことが出来ました。私たちはその浜名湖で先行して行われたときの反省を踏まえて手順が決められ、それに沿ってやっていればいいわけですが、彼は何もかもが手探りの中で、その放送手順も全国に先駆けて確立させなければなりませんでした。その際に、制度立ち上がり時点における放送上の問題点や苦労も教えて頂き、私自身はそうしたことも踏まえて心の中ではイメージを準備していましたから、今日の平和島でも比較的スムーズにその上に乗っかって行けたかなと思っています。当時のアドバイスは、本当に有り難く思っています。

 次に平和島にお邪魔するのが、現状ではいつなのかわからないぐらい先なので…次の時にはまた一から覚え直しですかねぇ……。まあそのときはそのときで、またしっかりやっていきます。

 

 夕方、いま新聞やテレビで結構宣伝している激安メガネチェーンの「JINS」に出かけて、メガネを購入しました。

 前回別のチェーン店でメガネを購入したときには、いま使用しているメガネと同じ度数でと依頼したところ「レンズ取り寄せ」ということで、出来上がるまでに数日かかりました。今回も、同じぐらい日数がかかるのかなと思っていたら、店員さんはこともなげにレンズの一杯入った引き出しを開けて、同じ度数のレンズを引っ張り出してきました。勿論そこからわずか30分でメガネは出来上がり、そしてお持ち帰り。メガネというのは出来上がるまでに待たされるものというのが私の中の「常識」でしたから、これには結構驚き、そしてその場でメガネが手にできた嬉しさもありました。これならば、洋服を買うみたいに手軽に色んなメガネを選んで「遊ぶ」ことも出来そうです。

 それにしても、メガネ業界がここまで進んでいたとは…完全に乗り遅れてました、私。今度は大村に出張に出かけたときに、国道沿いにある「眼鏡市場」でひとつ買ってみましょうか。東京に帰る前に軽~く出来上がるなら、一度店に寄ってみるぐらいはありかなと思っています。

2012年5月18日 (金)

「ライブ」の楽しみ、「ネット経由」の興奮

 夕方から、東京新橋にある競馬情報発信スペース「Gate J.」にて、日曜日に行われるオークスの予想トークイベントの司会をさせて頂きました。

 平日の夕方にもかかわらず、始まる時点で席は満席。あとから来て下さった方には申し訳なかったのですが、そうした方々も含めて解説者の方との話が進むごとに場内が盛り上がっていったのは、とりもなおさずお集まりの皆さんの「競馬愛」とイベントに「参加」しようという気持ちが結集したおかげ。そういうムードになるイベントは、司会者の仕事としては本当に楽なものでして、私としてもゲスト解説者の皆さんの話に耳を傾け、一緒に楽しい時を過ごさせて頂きました。

 

 ボートレースの方では別の機会もあるので、そちらのファンの方々は必ずしもそうは感じてはいないでしょうが、競馬の世界では現状どうやら「テレビ・放送の中の人」というイメージで周囲から捉えられているようです。しかし、やはりこうして直にファンの皆さんに接し、そして専門家の皆さんとお話をさせて頂くというのはいいものです。そもそも私はあらゆる意味で「現場派」ですから、こうした機会に肌で感じることが出来る物事、何とも言えぬ心地よさと、楽しさから来る心持ちの浮遊感、そしてその場の空気感といったものに、むしろ魅力を感じます。これは、公営競技に限らず、またイベントという形態に限らず、世の中のあらゆることで言えることなのではないでしょうか。「ライブ」だけが持つ価値とでも言いましょうか。

 最近では競馬の方でも、ほんの少しずつではありますが機会を頂戴するようになりました。そうした機会にお手伝いをさせて頂くにつけ、そんな価値のかけがえのなさを改めて実感しつつあります。また何かの折に機会が頂けるよう、頑張って行かなければいけませんね。

 とにかく、今日のところはまずは盛り上げて下さったお客さん方に大感謝。そして、たっぷりと話をして下さったゲスト解説者の方々とスタッフの皆様に、改めて感謝したいと思います。

 

 イベント終了後、ゲストとしてお世話になった井上オークスさんに促されるままに、高知・黒潮皐月賞の馬券を楽天競馬で購入。ご一緒にレースを楽しませて頂きました。

 2年前に同じ状況で一緒にイベントをやらせて頂いたときには、南関東の開催が大井だったので、確かイベントが終わってすぐにオフト汐留まで走って馬券を買い、その場で観戦したという記憶があります。今回は南関東の開催が川崎で、近くに場外発売している場所がなかったので、ネットで馬券を買い、事務所のパソコンをお借りしてネット経由でのレース観戦となりました。馬券は外れてしまいましたが、「参加した」という満足感は得ることが出来たので良かった。実はオークスさんは、イベントが夜まであるのでどうも馬券を買うのを諦めていたみたいで、結果的に馬券を買ってレースも見られたことを涙を流さんばかりに喜んでいたのが印象的でした。この人は凄い人です、本当に。

 

 その黒潮皐月賞。戦前の段階では、地方競馬の重賞にしばしば見られるように、ぬる~く流れて力が抜きん出ている馬がドカンと力を見せつけるというような、誤解を恐れずに言えば「大味な」レースを想定していました。しかしふたを開けてみれば、位置を取りたい馬が初めからガンガン飛ばし、後ろの馬もジャストのタイミングを計る緊張感溢れる展開。アメリカ競馬のガチンコレースを見ているようで、激しく興奮しつつ観戦することが出来ました。こういうレースを見せてくれていれば、苦しいと言われている地方競馬も、やりようによっては十分踏ん張ることが出来るのではないでしょうか。

2012年5月17日 (木)

続・プロペラもやはり大事

 いまの時点でわかる重要事項は、以下の2点だと思います。

 

 その1

 発表されているモーターのデータからは、新制度導入前の実績を除外して考えるべきだと思います。勿論、モーターそのものの素性は新制度以前の成績に反映されていると思いますが、そこにどのようなプロペラがあてがわれるかでかなりトータルの「性能」が左右されるということが、徐々にわかってきているからです。

 このことは、新制度導入当初のいまだけの話ですが、しばらくはこの点を忘れることなく舟券の検討を進めたいものです。この点に力を入れているレース場は今のところ殆どありませんが、大村はレース場のサイトで機歴を検索すると、旧制度での成績と新制度での成績を色分けして非常にわかりやすく情報として提供しています。こうした工夫を、同じ状況にある他のレース場でも是非行って欲しいものです。

 

 その2

 今後、モーターの更新時期がやってくるレース場では、プロペラは当該モーター番号のものそのままで、モーター本体だけが入れ替わるということが起きます。その場合、過去の同番号のモーターの実績は新モーターのパフォーマンスを推定する上で「かなり」重要になるはずです。

 そのモーターが、モーター本体そのものが良くて活躍してきたのか(あるいは奮わなかったのか)、それともプロペラの影響なのかということは、結局のところ事前に完全に峻別して把握することは出来ないでしょう。いまの時点では、そのプロペラの個体差が性能に影響を及ぼすその程度も判然としません。しかし、今回桐生でレースを見ている限り、そして選手の話を聞く限り、プロペラのよしあしはかなりの程度で影響を与えていると感じられます。だとすれば、いいプロペラならばモーターが変わってもトータルでいい性能を発揮すると考えるのが自然でしょう。勿論その逆のことも起きうるはずです。

 

 ここまで書いてきたプロペラの「個体差」ということについて、良くないイメージで捉える方がいらっしゃるといけないので、最後に補足して書いておきたいことがあります。

 選手は総じて、とりわけヤマトのプロペラについて「中身については非常に完成度が高くいいプロペラだ」という風に、高く評価しておりました。これは、レースに使うプロペラとしての性能面と、選手のみを傷つけないという安全面の両面においての評価です。ある選手は、プロペラのある部分について「自分たちがあれだけ苦労していた作業だったのに、こんな風にきれいに作れるとは…」と漏らしていたほどです。

 今日は、プロペラの製造メーカーの方がたまたまレース場にいらしていて、選手と話をしながらいわゆる「ユーザーの声」を収集していました。ここまで書いてきた「個体差」についてもそんな会話の中で話題に上っていましたから、次回のプロペラの更新の時には少なくともその点は大きく改善されているのではないかと思います。その際には、レースを見る私たちファンの立場でも見方をまたシフトさせる必要が出てくると思います。そうしてそれぞれの立場の人々が相互に影響し合いながら、最終的にレースとしていいものが出来てくるならば、それが一番理想的な形なのではないでしょうか。

 そもそも、ずっと書いてきたその「個体差」というものは、昨日書いたように今回の制度変更の趣旨にはピタリ沿うものでこそあれ、その趣旨を一寸たりとも損なうものではありません。選手にとっては、事前に想定された程度よりも少し大きく「抽選運」が成績を左右することになるでしょうが、その中で選手の皆さんがどのように対処していくのか、その点について引き続き注目していきたいと思っています。

2012年5月16日 (水)

プロペラもやはり大事

 自己の反省みたいな重苦しいことばかり書いてきましたが、少しはボートレースファンの皆さんの興味を惹き、好奇心を満たすようなことも書いておきたいと思います。

 

 今回の桐生の周年記念のピットでは、新しいプロペラ制度に関してこれまでとはまた異なることが選手間での大きな話題になっておりました。それは「プロペラの個体差」ということです。

 その個体差は肉眼でもはっきりわかるという程度の「大きな」ものでした。私もたまたま取材をしている最中にその話を聞き、複数の選手のプロペラを比べる形で見せてもらいました。私のような素人では、漠然と2枚のプロペラを見せられてもすぐにそうとはわかりませんが、選手が「ほら、ここがこう」と説明をしてくれると、なるほどはっきり差がわかります。具体的にどこがどんな差なのかということについては、選手たちの口からもう少し色々と話が出てからにしたいと思います。しかし、「言われたからそのように見えた気になる」というレベルではない、ハッキリとした違いが私にも確認出来ました。

 そしてそれは、いまのルールの中では修整したくても修整が出来ないものなのです。

 

 今回の桐生でも、看板機とされている実績モーターの何機かは、全く動いておりません。それらのモーターが2ヶ月近くレースに出場していなかったこともあり、シリーズ序盤にはそれが影響していると思われてきました。しかし、選手の談話などを総合すると、どうやらそのモーターに今回あてがわれたプロペラがあまり芳しくない状態にあるようです。

 

 これは実は、今回の新しい制度の趣旨に非常にマッチした現象です。

 ある選手が、こんな風に言っていました。

 

「モーターだってモノである以上差はあったわけだから。モーターの場合、目で見てぱっと「ここだ」とわかりづらいからそこまで言えないけど、一方プロペラはこうして見れば(差が)わかっちゃうから、選手の間でも話題になるだけのことだよ。これまでと同じ。」

 

 状態の良くないプロペラでレースをしなければならない選手の立場に立てば、それは成績に直結しますから大変なことでしょう。しかしこれまでもモーターの個体差はあったはずで、要はエンジンの場合はそれがハッキリと「どこがどう」とわからず、プロペラは一目でわかってしまうだけの話だと。今回の制度では、プロペラもモーターとセットになりましたから、その個体差の範囲がプロペラにまで拡大しただけと考えれば、あとは前検日の抽選運に任せるより他はありません。

 

 つまり、「プロペラのセットとしてのモーター」がどういうパフォーマンスを発揮してきたかということが非常に重要になってくると考えれば、やはりいわゆる「機歴」というものはレースを左右する重要な要素になりますし、ファンである私たちにとっては非常に大きな検討材料のひとつとなるはずです。

 

(明日の稿に続く)

2012年5月15日 (火)

結局のところ、「モノ」でなく「人」を伝えることかと。

 今日も一日、ボートレース桐生。JLCの中継番組のピットリポートを担当させて頂きました。

 

 とにかく、新しいプロペラ制度を意識しながら取材を進め、そしてリポートの中でお伝えする話の中身を考えました。大きくやらなければそのことの意味も可否も目に見えてこないでしょうから、かなりメリハリをつけてやったつもりです。

 自分の中でまだ何がどうあるべきかと言うことに確信が持てていませんので、実は仕事をしていてかつてないほど手応えの乏しい、非常にスカスカとした感じでリポーターとしてのプレーを繰り出していました。やっている間は考えすぎるとフラフラして良くないと思ったので、とにかく事前に「こういう角度からの話をしよう」と思っていたことだけに集中して、仕事をしておりました。

 それが、聞いているお客さん方にとって興味深いものになったかどうかは、自分では正直よくわかりません。その辺は、聞いていて下さった方の判断に委ね、これからそうした声をもとに、またやるべきことを改めて考え直していきたいと思っています。最終的には、お客さん方がそれを以て楽しいと思う、何か好奇心をそそられる、レースを楽しむために必要なものであると感じてくださることしか意味がないわけで、それが実現出来るのかどうか、実現するために別の角度でやれることがあるのかどうかを、もっと探っていかなければならないと強く感じています。

 

 今日、取材のなかである若手選手のなかからこんな言葉が出ました。

「ルールが変わって、プロペラも変わったけれど、仕事のやり方考え方はそれぞれの選手ものだし、変わることはないのではないでしょうか。」

 そのように言われ、そして考えてみたら、なるほど確かにそこが一番のポイントなのではないかという気がしました。

 

 選手はボートレーサーである以前に一人の人間であるということ。その一人の人間として、仕事の中だけでなく外も含めてこれまで培われてきたものというのは、そう簡単に変わるわけではありません。

 これは普通の会社員の仕事でも同じだと思うのですが、例えば一つひとつ理詰めで進めないと納得行かない人、喧々がくがく議論して、ようやく結論にたどり着いて動き出す人、全く対照的に感性だけで物事進めて行ったり来たりしながら作り上げていく人、失敗を警戒しつつ石橋を叩きながら着実に小さな一歩を刻んでいく人、対照的に七転八倒しながらなぜかどんどん前へと出て行っている人……人の物事の進め方、仕事の仕方というものは、ことほどさように様々なありようなのではないでしょうか。

 それはそのまま、大きく言えばその人の「生き方」と言うべきもの。あらゆる局面でその人を象徴する行動の形態となって現れ、そして外から見ればまさに「その人」であることの意味であり価値に繋がっているということなんでしょう。

 

 取材の中で期せずして、私たちが伝えるべきことを理解するためのヒントをもらったような感じがしました。

2012年5月14日 (月)

準備万端!とは言えないが…

 午前中に部屋を出て桐生へ戻り、今日もボートレース桐生のピットで取材をしながら一日を過ごしました。

 

 今日も出番はありませんが、明日から中継番組のリポーターとしてお客さんに伝えるべきこと、伝えられることを具体的にイメージしながら、何人かの選手と話をしつつ私自身の感触を確かめていました。

 多くの選手にとってこの制度になって2節目。私にとっても浜名湖から前回の桐生、そして今回に至ってきているわけで、双方ともに少しずつ理解が進むなか、こちらが選手に尋ねる内容も、そして答えとして返ってくる中身も、その「経験」の分一歩だけ進んできたという感じがします。

 

 選手のプロペラに関する作業について言えば、主にゴールデンウィークのシリーズで一度経験した結果、プロペラの調整自体に関してそれぞれの考え方、向き合い方へと分かれてきているという印象があります。

 多くの選手が、初めての経験に際してかなり思い切ったプロペラ調整をしてきたようです。その結果が前向きなものであったか、あるいは成果において乏しいものであったかにより、今回のスタンスが影響を受けているように感じました。次回以降もそうした経験が積み重なり、仕事の流れが整理されてくるんだと思います。

 

 一方の私たちの仕事は、どんな風に整理されてくるのか。私にとってそれを確かめるときが、明日からいよいよやってきます。全く自身はありませんが、意識だけは「その方向」に意識しながら取り組み、出来れば成果を得たいと思っています。

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