ダブルワークは国を滅ぼすか?
テレビニュースで、ダブルワークに関する話題を目にしました。
会社に正社員として勤める人でも、残業が少なくなって、もしくはベースとなる給料も下がっている昨今の情勢。その中で、空いた時間や休みの日に別の仕事を持ち、それで収入を補填するというのが、ダブルワークというんだそうで。
そのニュースの中では、実際にダブルワークを余儀なくされている家庭を取材し、収入額の具体的な数字も取り上げながら、実態(かどうかはわかりませんが、少なくともその家庭の状況)を伝えておりました。
大変なことです。もう一つ仕事を持つなんて。
これもまた、人間の労働を時間軸にしか考えない世の中の風潮の、悪い方の面がハッキリと出ているものだと私は受け取ります。なぜなら、労働の質という面に着目すれば、正社員にとっては会社にいない時間こそが勝負だからです。
休養するにせよ、別のことをして自分という人間の質を高めるにせよ、会社にいない時間というのは、会社における労働の価値を維持し、そして高めるためには極めて貴重なもの。その貴重な時間を、単純にその場の必要性から換金せざるを得ない状況というのは、その人にとってはかなり危険なものと言えるはずです。
日本の生産そのものがしかるべき価値を生み出さなくなっているという事実。だから「頂けるもの」で生活が維持しにくくなっているという状況。ここにも沈みゆく日本の姿が透けて見えてきます。
ただ、ニュースの例は、かなり極端なものを取り上げた模様。
その中では、具体的な収入の数字として
乳児も含めて子供が2人、妻は子供が小さいため働けない
残業が8万減って、手取りで月15万
その中からマンションのローンが月8万円
…って話なんですけど、それは元々が無理やて……。
例え残業があったとしても23万しか手取りがないなか、住宅ローンが8万というのは多すぎる。どういう事情かわかりませんが、家庭としてのリスク管理に疑問が生じますね。
是非一度FPに相談することをお勧めいたします。出来ればこういうケースになるなら、マンションを買う前に相談した方がいいですね。
あくまでも、この数字が真実なら、ですが。テレビのことなので、その辺はよくわかりません(苦笑)。
更に言えば、「ダブルワーク」という概念自体は、もともと生活苦から2つの仕事を持つということを差すものではないようですね。
休みの日の趣味の延長とか、自己実現のための活動でたまたまお金が頂けるとか、2つめの仕事の方が本当にやりたいことで、それを継続するために正社員として平日に働くとか、そういう前向きなものを差していたということは、調べてみるとうかがい知れます。
そう言う意味では、そもそも私が目にした報道自体が、的外れというか大衆迎合的というか、いずれにしても出来の悪いものだったということなのかも知れません。
まあそうは言っても、心配な内容であることは間違いないので、こうして一応突っ込んでおきます(苦笑)。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)





最近のコメント