遠くて、本当は近い国
相変わらず、充実したマネーライフを送るような状況とは思えませんが…とにもかくにも、皆さん!
生きてますかぁっ!
…なんか、最近こればっかですが、そういう気持ちにもなりますよね、おカネをめぐる世の中の動きを見れば。
そんなときには、手持ち資産の減り具合をわざわざ確認して悲しみにくれるより、前向きに次に向けての戦略に、思いを巡らせるに限ります。
前回は、中国モノをご紹介しましたが、次に読んだのがこちらです。
BRIC’Sなんて言われ方がされて久しいのですが、その中で最も遠い国がこのブラジル。日本との関係は非常に古いはずなのに、私たち日本人にとってブラジルに関する意識が希薄なのは、やはりその距離ゆえなんでしょうか。
ロシアよりもニュース少ないですもんね、実際。
先日のブラジル移民100年の各種イベントが報じられたあと、ブラジルに目を向ける機運が高まってこないのは残念…というより不思議でなりません。
それは私にとっては、丁度この本を読んだところだったからでしょうか。
筆者はブラジル在住。事情通の目から見たブラジルの可能性とリスクについて、実にバランス良く書かれています。「今こそ!ブラジル!」という気持ちに溢れた筆致の中に、抱える問題点に関する情勢と分析もしっかりと織り込まれているのが、むしろブラジルの魅力を引き立たせているようにも感じられます。「まだ不完全」だからこそ、前進の余地があるんだと。
具体例に富んでいてとても読みやすく仕上がっていますので、私たちのような一般市民が手っ取り早くブラジルについて知るのには、うってつけの1冊です。
私自身、ブラジルと日本の関係について、その経緯なんかは必ずしもきちんと理解はしていませんでしたし、いまがどうなのかということについても、ちょっとネガティヴ過ぎる認識を持っていたようです。
BRIC’sブームのおかげ(?)で、ラテンアメリカ関係の金融商品は投資信託を中心にかなり数多くあるのですが、それらの国の実態を知る機会にはなかなか巡り会えません。出かけてじかに見聞きするといっても、中国やインドみたいなわけにはいかないでしょうし。
そんな中でこの本は、海外に投資するならもう基本中の基本とも言えるブラジルについて、大いに理解を深めてくれることでしょう。
っつ~か、このぐらいのこと知らないで投信買ってた私って、無謀だったかも…ですね。
いまなら、買うにしても売るにしても、あるいは見送るにしても、ある程度自信を持って選別できるような気がします。
皆さんも、この本を一読してみてはいかがでしょうか?
特に、もうBRIC’sファンドとかブラジルファンドとか、ラテンアメリカ関係の債券とかを保有しているような方にはお勧めです。
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