住宅ローンなんて背負ってないよ…
日銀の利下げ。巷で言われていた0.25%ではなく、0.2%でした。
ニュース聞いたとき、一瞬聞き違いだと思ったんですよ。つけてたテレビが英語版のブルームバーグでしたから。でも画面を見ると、ブレーキングニュースでやっぱり0.20%と書いてある。間違いありませんでした。
いかにも「ちゅーとはんぱな」下げ幅ですが、0.25%を主張する委員と意見がほぼ拮抗した結果と聞きますから、当局も苦渋の決断だったのでしょう。
これじゃ素人が見ても、「あと1回下げても0.1%あるから」なんだろうなとわかってしまう。政策というものは、意外性がなければ心理的効果(簡単に言えば一般市民がだまされて、それによってナンボかうまくいくこと)は望めないわけですけど…それだけ、打てる手は限られているということのようです。
大丈夫なんでしょうか?
大丈夫だと信じたいです。その道のプロが導く道のりですから。私たちは、信じてついて行くしかありません。
ところで、私たち一般市民にとっての問題は、果たしてこれで景気がよくなるのかという、その一点。金曜日の夜のニュース番組では、NHKでもかなり頑張って説明なり取材なりしていましたけど…皆さん、わかりました?
「要するに、住宅ローンの利率は下がるらしい」
「普通預金の金利もまた、下がってしまうらしい」
ぐらいのことしか、どこのチャンネルつけても説明がないのは、恐らく説明が面倒だからでしょう。
実際には、世の中の金利が下がれば企業の金の巡りが幾分でもよくなり、それによって生産が維持され雇用が守られ、市民が得る賃金が消費に回って、その金がまた次の生産に使われると。理屈の上ではこういうことのはずです。
しかし、それがどの程度の援護になるかは、これからを見極めなければなりません。
個々の企業が助かる度合いは大なり小なりあるわけですが、企業が生き残れるか倒産するか、もっと細かく言えば例えば仕事が来るか来ないかは、これはもう「イチかゼロ」の世界でしかありません。
見かけ上、全く健全に運営している企業でも、
「あと1日持ちこたえれば、何とかなったのに…」
てな感じで資金繰りが間に合わなければ倒産し、その瞬間に「ゼロ」になっちゃう。
あとは、無数にある企業のうち、「ゼロ」を引かなきゃならなくなるのがどれくらいになるのか、その確率の問題でしょう。
だからこそ、本来政策は「イチ」の方を高い確率で確保できるぐらい、理屈上十分な効果が見込める大胆さが必要なんじゃないでしょうか。
今回の利下げが、多くの企業や市民にとって「イチ」を引けるほど効果があるのかどうかは、住宅ローンが下がって喜ぶというレベルではなく、もっと広い視野でチェックする必要がありそう。
それもまた、私たちがマネー的に「自立」するための一つの判断材料になるはずです。
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