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2009年1月 9日 (金)

空間を手に入れ物心両面の豊かさを

 お金は自由のみなもとであると、前回書きました。

 これは何も、お金というものを定義しようとしているのではなくて、お金の持つ性格、私たちがお金というものを意識しながら生きた方がいい理由を、ある特定の切り口から見るとわかりやすいですよ、というお話をしています。

 お金との関係とか、実際の使い方を測るものさし、みたいなものですね。

 で、時間からの解放というテーマで、前回は話を進めましたが、今回はもう一つの要素。それは

「空間からの自由」

 わかりやすく、今問題になっているテーマを例に取りましょう。

 昨日、東京の千代田区が失業者の生活保護の申請に異例の速さで対応し、早速お金が支給されたと報道されました。

 あるニュース番組は、そんな一人の失業者の方の行動を追っておりました。

 まず、お金が手に入ったために、この方は「移動することが出来るようになった」と。シンプルすぎて驚くかも知れませんが、これがこの方の実感だそうです。空間によって縛られていたこの方が、その空間の束縛からまさに解放された瞬間です。お金が手に入ったその時から、これまでぎゅうぎゅうに締め付けていた空間の縛りが一気に解けて、自由に動けるようになりました。

 この年配の方は「生きる」ことにとても意欲的な方で、早速まずは当面の住居を探しに不動産巡り。そして次には職探し。そうしなければ、なけなしのお金はすぐになくなり、また空間の制約がヒシヒシと襲いかかってくることになるわけです。

 また生活保護のお金が入れば、一時的に行動範囲は広がりますが…それでは同じ範囲を行ったり来たりで、何の進歩もないと言うことを、この方はよくおわかりなのでしょう。

 大事なのは、この方はお金自体が欲しいわけじゃない。お金を通じて見えてくるのは、そうした行動の範囲がもっと広がることに強い意欲を持ち、もっと言えば昨日書いた「時間」を、言い換えれば人生そのものを自分のものとして取り返したいと願う姿です。

 話は「空間からの自由」に戻ります。

 この空間の制約から解き放たれるということは、非常に重要な意味を持ちます。それは物質的な面でもそうですし、また

 ビジネスをしようと考えている人がいるとします。自分の出身地・地元の範囲で展開するビジネスが、もっと人口の多い都市部でも通用するようになれば、更に活動は大きなものとなるでしょう。日本中に、更には世界にとなれば、そのビジネスの幅は計り知れないものとなり、経済的な充実感は勿論、ビジネスを生業とするその「生き方」としての充実感も達成されることでしょう。

 しかし、そのように空間的な制約を広げるためには、生産、輸送、営業などなど、やはり「お金の力」は欠かせません。

 個人でも同じです。海外旅行に出かけたいと思う気持ちを考えれば、これはすぐ理解できると思います。そのうち近い将来、宇宙にだって出かけられるようになるかも知れません。お金があれば、その人の持つ「空間」は、ドンドン広がっていくのです。

 お金で自由を獲得するということ。
 とりわけ、時間と空間を手に入れるということ。

 これをキーワードとして持っているだけで、日々の生活がはある意味豊かに、ある意味緊張感ある実の詰まったものになるでしょう。
 今のような厳しい時代、「サバイバビリティ」が求められるなんて言い方もされるようになりましたが、こういうときにはむしろお金に対するそうしたしっかりとした見方がなければ、あっという間に波に飲み込まれてしまいます。それは物質的にもそうですし、それ以上に精神的に参ってしまう。

 このブログが目指すところの、お金に関しての「自立」ということ。少し踏み込んで考えると、そういうものをしっかり意識しながら、お金とともに生きていくことなのかも知れません。

 少し面倒な話が続きました。
 おつきあい頂いた方々、ありがとうございました。

 このブログもこれからしばらくは、今まさに世の中に起きていることに、しっかりと目を向けていきたいと思います。

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