« 船の進む方向は みんなで決めよう | トップページ | ミスリーディングか、ノットリーディングか »

2020年7月30日 (木)

「リア充」も大概にしないと…

 札幌で、営業的に苦労しているいきつけの店で晩ご飯でもと思って訪れたところ、店から驚くほどの歓声が上がっていて店の入口で少々たじろぎました。会社帰りの5~6人のグループが、いくつものテーブルを囲んで、談笑。少々遅い時刻に訪れたので、恐らく皆さんは2軒目だからなんでしょうが、まあ大きな声で話すわ、笑うわ…。それぞれ、グループの中にひとり感染者がいたら、まずアウトだよねっていう状況で、それでも皆さん楽しそうに時を過ごしておられました。

 複雑です、正直。いきつけのお店なので、繁盛しているのは大変喜ばしいことなのですが、繁盛の仕方が「新たな日常」に全く適っていない。私、もう会社員やめて長いのでわからないのですが、やっぱり大勢で飲食して談笑するっていうのは、しなきゃいけないことなんでしょうか(苦笑)。

 

 少し以前にも、「リア充」と「困窮」の分断、ということをここに書きました。その後事態は更に良くない方向に進んでいるわけですが、「リア充」層の事態を考慮しない行動は更に勢いを増し、「困窮」サイドの人々のその度合いは更に極まるという形で、両者は分断は更に広く深くなっているような気がします。

 おまけにリーダーたちは「経済回せ」とか言って「リア充」サイドの人たちに「無理」を促す。そういう無理すると、追い込まれるのはむしろ「困窮」サイドの人々。「困窮」サイドの人たちは、既に痛い目に遭っていて生きていけるかどうかもわからない状況になっているので、無茶はしないはず。早く終息しないと、本当に死んじゃいますから。でも「リア充」の人たちは恐らく、経済的に「まだ」打撃も受けてないのでしょう。そうでなければ、大人数で集まって飲食とか、ちょっと理解出来ません。まさか本当に「コロナとか風邪と一緒」と思ってるんだろうか…。

 

 気の毒なのは飲食店の方。もうここまでの状況の中で明らかに「困窮」サイドにいるのに、お店としてのリスクと、自らの結構リスクと、両面のリスクを背負って「リア充」を受け入れないといけない。なんかすごく難しいことですね。

 

 これ、本当に、リーダーたちが持って行き方を間違えると、みんなが期待しているのと反対のことが起きると思います。「リア充」満喫している人たちも、いま困ってないからあまり深刻に捉えていないだけなんでしょうか…ただ、経済的な影響がこれから自分の所にまで広がるかも知れないという「発想力」ぐらいは、少なくとも持っておいた方がいいのではないでしょうか。

 そうでないと…日本だけ終わらなくて、取り残される。「困窮」の最果てに……。

« 船の進む方向は みんなで決めよう | トップページ | ミスリーディングか、ノットリーディングか »