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2020年7月25日 (土)

まずリーダーが「範」を示せ

 もう少し時間がかかると思っていましたが…思っていたよりも早く、今の状況で「経済回す」といくら旗を振っても無理があると、みんなで気づく頃合いになってきたような気がします。解禁だか解除だか知りませんが、状況をきちんと踏まえているとは思えないことをリーダーたちが言い出し、それに乗っかってみた人たちが痛い目に遭ったり、特段それでいいことが起きていなかったりと、もうすでにそこかしこでそういうことが始まっているようです。しばらくは、そんなことが続いていくんじゃないでしょうか。

 「あの頃」ね…「新たな日常」とか「行動変容」とか言っていたのが懐かしく思えるほど、みんなかつて営んでいたこと、楽しんでいたことへと逆戻りして、そしていまこの状況。それで痛い目に遭ったり、不安感に苛まれたりしてる。いまとなっては、「あの頃」がもう懐かしくすら思えます。 

 

 ほんと、どこに行ったんでしょうね。「新たな日常」とか「行動変容」とか。

 それとも、まさか「手を洗う」とか「マスクつける」ぐらいの話で済むと、みんな思ってたってことなのかな…。

 

 新宿の街で、「接待を伴う飲食店」を警察が巡り、感染拡大防止対策の状況を確認しはじめたというニュースを目にしました。案の定、店の人たちは口を揃えてこう言ったと。

 

「言われたとおりに全部やってちゃ、営業が成り立たない」

 

 でもね…言われたとおりやらないとダメなんだよ。「新たな日常」なんだから。それで成り立たないことは、少なくともしばらくは諦めなきゃいけない。でないと、いつまで経っても、こんな状況のまま。それこそ、したり顔の経済学者が言うみたいに「自殺者が増える」っていう話になりますよ。

 店閉めるなら、補償よこせってなるから当局が強く言えないんだとも聞きます。だけどね…こちとら、ほぼ休業状態ですけど、休業補償なんか一銭も頂いておりませんよ(笑)。私だけじゃなくて、そんなひと一杯いるよ、世の中には。今のこの状況で、やってたことが出来なくなったから当局が金出すべきだとか、私はちょっと意味がよくわからないです。もらってないので。

 

 物事窮屈なのは、いまはどうしようもないよね。その中で出来ることを考えないと。出来ないなら、生きるために別のことを考えないと。

 みんながそう思うようになるまでは、物事収束しないし、いまはぽつりぽつりとは言え、いずれもしかしたら大々的になるかも知れない犠牲者が出続けることになるんじゃないでしょうか。

 

 とにかく、リーダーにしっかりして欲しいです。政策が難しいのは、しょうがない。誰にとっても経験のない状況なのだから。でもね…だからこそ、少なくとも、態度や考え方ではしっかりと「範」を示して欲しい。それだけで、国民の行動は間違いなく変わってくると思うんです。

 例えば、昨日のニュースで報じられた、首相が秋にG7に出かけるという話、そして出かけたあとの検疫を免除させようとしているという話。リーダーたちが、自分たちで言っている「新たな日常」の意義も「行動変容」の必要性も、全く理解していないことのあらわれでしかない。そんな状況で国民に何を訴えても、聞くわけないよね。わかんないもん、意味が。

 

 4連休も明日まで。それが終わったあとがまさに「恐る恐る」になりそうですが…まあとにかく、リーダーたちに言われるままに旅行に出かけたみなさんは、まずは是非とも無事でお帰り下さい。

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